このブログを見にきてくださり、ありがとうございます!
「また早退ですか?明日はちゃんと働いてくださいね。」
「終わらない仕事は、家でもやったらいいじゃないですか。」
「忙しいのは他の人も同じなので、やってもらわないと困ります。」
職場でこんな声をかけられたことありませんか?
ぶっちゃけこんなことを職場で上司や同僚から毎日のように言われていたら
何が正しいのかわからなくなってしまいますよね。
過去の私はこんな状況の職場にいました。
いま振り返っても、ワーママに対する「パワハラ職場」環境だったと思います。
上司から言われる言葉に逆らうと、昇進や昇級に影響がある。
異動してもその評価は引き継がれるに違いない。
すぐに転職ができないから、ここで頑張るしかない。
考え方も狭まり、視野も狭く、しんどい環境の中でグルグル…。
パワハラな環境の中で、マミートラックにも勝手にハマりこんでしまっていたのです。
そして、苦しい状況にいるにも関わらず 「これってパワハラ?」
「実はマミートラックにはまってる?」 と、自分の状態に気づかず、
それが当たり前だと思い込んでしまっていました。
今回のブログでは、自分の今の状態を理解し、受け入れ、
解決にむけて行動するためのヒントをお伝えしていきます。
ぜひ、最後まで読んでみてくださいね。
はじめに:自分の状態を見極める
まず、今現在の自分の心の声に耳を傾けてあげてください。
「状況を理解してもらえなくて辛い」
「上司の声を聞きたくない」
「子育との両立って難しい」
どんな言葉だっていいんです。
「いつも頑張ってるね、お疲れさま」
自分にねぎらいの言葉をかけてあげることが大切です。
しんどいのも、辛いのも、他人にはわからないかもしれませんが、
自分のことは自分が一番よくわかります。
その気持ちを、まず受け止めてください。
私もそうだったのですが、辛い状況におかれていると
上司や同僚の言葉に圧倒されてしまい、何が正しいのか
判断ができないような状態になる場合もあります。
判断力が鈍ってしまうくらい、実は苦しんでいて助けを求めている。
無意識のうちに落ち込んでしまっている、
自分がそんな状況にいるかもしれないことに気づくことが大事です。
否定しなくていいんです。
ありのままの自分の状態をわかってあげることが、解決への第一歩です。
「パワハラ」か「マミートラック」かを見極める
いま、辛いなという状況が理解できているけれど、
それが「パワハラ」か「マミートラック」なのかどんな状況なのか正しく理解して、
適切な行動ができないかと、探している状態かもしれません。
改めて、ワーママが陥りやすい、パワハラやマミートラックの状況を整理してみましょう。
パワハラの特徴とその影響
パワハラ(パワーハラスメント)とマミートラックは、特にワーママ(ワーキングマザー)が職場で経験することが多い問題です。
まず定義と具体例について改めてまとめます。
パワハラ(パワーハラスメント)
パワハラは、上司や同僚などが地位や権限を利用して、他の社員を不当に
傷つけたり、精神的・肉体的な苦痛を与えたりする行為を指します。
特にワーママの場合、家庭とのバランスを取るために仕事に関して厳しく
見られやすく、その結果パワハラを受けることが多くあります。
パワハラの具体例
・過剰な業務の要求
家庭の事情で時間に制限があるにもかかわらず、過度に多くの業務を押し付ける。
「子どもがいるからって忙しいのは甘えだ」「母親だからこそきっちり業務をこなして当然」などと言われ、精神的にプレッシャーを感じる。
・家庭を優先した理由での批判
子どもの急病で早退したり、学校行事のために休暇を取ったりした時に、
「家庭のことを優先しているなら、仕事をやめたらどうか」と言われる。
・無視や冷遇
育児と仕事を両立していることを理由に、重要な会議やプロジェクトから外される。
「どうせ子どもがいるから」といった理由でキャリアを制限されたり、
他の同僚との扱いの差を感じたりする。
マミートラックの特徴とその影響
マミートラックとは、女性、特に母親が職場で「家庭と仕事の両立ができない」と
見なされ、キャリアアップの機会が制限されるような状態を指します。
育児休暇後に職場復帰した際に、今までとは異なる状況や、
予測できないことが増え
気づかないうちにハマってしまうことが多いです。
マミートラックの具体例
・昇進の機会の喪失
育児休暇から復帰した後、昇進や重要なプロジェクトに抜擢されることなく、
単調な業務に回される。
上司が「育児をしているからキャリアアップには向いていない」と考えるケース。
・フルタイムの職務を求められる
時短勤務を希望しているが、上司から「フルタイムで働けないなら難しい」と、
時短勤務の希望が受け入れられない。
・休暇やフレックスを取ることに対する偏見
「母親だから働ける時間が限られている」と見なされ、そのために職場で孤立したり、
キャリアアップの機会が減らされる。
ここまでそれぞれ書いてきましたが、パワハラとマミートラックは
ワーママが働く上で大きな壁になります。
特に、家庭と仕事の両立が求められる現代において、頑張ろうと思っていても
うまくいかず、自分のことは後回しにしていまうことも多いと思います。
そういったうまくいかない状況が続くため
「自分は仕事より家庭を優先させればいい」「キャリアアップは諦めた方がいい」と
無意識のうちに自分の可能性を自分で狭めてしまっているかもしれません。
だから、正しく今の状態を理解することが大切なんです。
自分が辛い状況がパワハラなのか、マミートラックなのか原因をしっかり突き止めた上で、改善できる方法を見つけていきましょう!
悩みを自覚するための5つの行動
前の章ではパワハラとマミートラックの定義と具体例を上げましたが、
実際に自分がどんな状況か正しく理解していくための方法をこのあと解説していきます。
ポイントを5つにまとめたので、ぜひ試してみてくださいね!
行動1: 自分の感情と向き合う
日々の仕事や家庭での疲れを感じたとき、その感情に対して正直に向き合い、
自分の気持ちを大切にする方法です。
何が嫌で、何が辛いのか、悩みを具体的に吐き出してみるのがおすすめです。
特に判断力が鈍っている状態だと、感情的になりがちなので、
休日の朝など、冷静に取り組める時間を意識して作ってみてください。
行動2: 外部の意見を聞く
信頼できる友人や家族、コーチなどから第三者の視点を得ることで、
状況を客観的に理解する方法です。
自分のことをわかっているつもりでも、
頭の中でグルグルしていて整理できていないこともあります。
誰かの意見を聞いたり、話したりすることで、
自分の考えがまとまることも多いので、ぜひ一度試してみると良いです。
行動3: 自分の価値観を再確認する
今の職場や家庭の状況が、自分が本当に望んでいるキャリアや生活と
一致しているかどうかを改めて考えるのも大切です。
「稼がなきゃいけない」「頑張らなきゃいけない」と
自分のことを縛り付けてしまっているかもしれません。
何の制約もなかったら、どんなことをしたいかと、
フラットに考え直してみる良い機会になります。
誰も望んでいないのに、自分で勝手に辛い方向を
選んでしまっていないか確認するのが重要です。
行動4: 小さな変化から始める
転職や異動が難しい場合でも、生活に小さな改善を加えることで、
心の負担を減らす方法もあります。
例えば、やったことを見える化して、頑張ったら自分にご褒美をあげるなど
わかりやすく行動を自分で認めることもできます。
180度、一気に変化をすることはないので、少しずつ変えていき、
自分が納得する選択を増やしてしていくことで、
納得感や満足感を得られる状況にしていくことも大切です。
行動5: 変わらない状況を受け入れる勇気を持つ
どうしても改善できない状況もあるという現実を受け入れ、
それでも前進できる方法を見つけることも大事です。
単に現実を諦めることではなく、まずは自分の状況を認め、
そこから前に進むための力を蓄えることです。
状況を受け入れることによって、自分に必要な行動を冷静に取れるようになり、
次に進むための新たな選択肢を見つけやすくなります。
決して簡単なことではありませんが、その勇気を持つことで
諦めかけたキャリアアップに希望がもてるようになるはずです。
行動を起こすために大切な考え方
悩みを自覚するために大切な行動を5つ解説しましたが、
行動を起こすことは簡単ではないと思います。
ただ、その行動を起こすために必要な考え方についてもお伝えします。
この考え方をまず整えた上で、ぜひ実行に移していただきたいです。
・自分のペースを大切にする
他人と比べず、自分に合ったペースでやっていくことが何より重要です。
隣の芝は青いとよく言いますが、自分以外の周りが全てうまくいっているように
見えてしまい、自分のことをネガティブに感じてしまうこともよくあります。
とはいえ、自分以外の人は置かれている環境も悩みも違うので、
そもそも比べる対象ではないことに気づいてもらいたいんです。
結局は、昨日の自分よりも今日の自分が成長しているか、その点だけに集中すると、
外の目が気にならなくなり、自分視点で行動できるようになります。
・小さな成功を重ねる
大きな目標を立てることも大切ですが、あまりにも果てしないと
達成できずに結局諦めてしまうことになります。
そこで、実現可能な小さな目標を立てて、ひとつずつクリアしていくことが大切です。
小さな成功を重ねていくことで、「できた」という成功体験を積み重ねられるので、
必然的に自己肯定感も上げられるようになります。
・支援を求める勇気を持つ
一人で抱え込まないで、外部のサポートを受けるのはとても重要です。
悩んで動けなくなる前に、助けてくれる人や環境を探しておくと、
困った時の相談相手になってもらえます。
一人では解決できなくてモヤモヤしてしまう時でも、
話すことで改善のきっかけが作れたりもするので、
一人だけで頑張ろうとしない気持ちはとても大切です。
さいごに
ここまで読んできていかがでしたか?
今の自分が置かれている状況を正しく理解して、
次のステップに踏み出す方法がひとつでも見つかったら嬉しいです。